【読むサプリ~140字の日常哲学~】

迷う自分が望むこと

2019年3月27日お節介

〈読むサプリ~140字の日常哲学~〉

誰かに何かを言われてうれしいのは
喜びが好きな人

誰かに何かを言われて気にするのは
不安が好きな人

誰かに何かを言われて腹が立つのは
怒るのが好きな人

誰かに何かを言われてすぐ泣くのは
悲しみが好きな人

誰かに何かを言われて感動するのは
心の豊かな人

皆、自分が望むこと 。



(店長!もうすこし聞かせて!)


シロ二―
シロ二―
てんちょー、聞いて―!さっきね、シロッピにね、こんな事言われたの!「シロニーの名前っておもしろいね」って! それで・・
シロンボ店長
シロンボ店長
それで・・・?
シロ二―
シロ二―
それで・・えっと・・
シロンボ店長
シロンボ店長
・・・・・・?
シロンボ店長
シロンボ店長
それで悲しかったの?
嬉しかったの?
怒っちゃったの?
シロ二―
シロ二―
えっと・・悲しかった、かな。
シロンボ店長
シロンボ店長
そっか、悲しかったんだね。
・・どうして?
シロ二―
シロ二―
ん~、どうしてだろ。なんか、からかわれたって感じたから・・
シロンボ店長
シロンボ店長
・・うん。きっとね、シロッピはそんなつもりではなかったと思うよ。たぶん付け加えるなら「おもしろくていい名前だね」って言いたかったんだと思う。だからもし僕がシロニーだったら「ほんと?うれし~」って感じると思う。
シロ二―
シロ二―
そうなの?・・・どうして全然違うのかな?
シロンボ店長
シロンボ店長
それはね、僕は日ごろ嬉しことや感謝したい事をさがしているからなんだ。だからよほどのことが無い限り、その反対の出口である”怒り”は現れない。悲しみもどちらかというと少ないかな。
シロンボ店長
シロンボ店長
つまり、楽しいことやうれしいこと、ありがたいと感じる事柄に普段から注目しているんだ。そうするとね、誰かに不意に言われたことだって、よほどひどいことじゃ無ければありがとうと素直に言えるんだ。
シロンボ店長
シロンボ店長
だからね、シロニーは心のどこかで悲しがる事柄を、探していたのかもしれない。。
・・・シロッピに話しかけられる前になんかあった?
シロ二―
シロ二―
じつは・・・昨日から悲しいニュースばかり見ていたんだぁ。だから何となく普通の記事も悲しく思えたりして・・言われてみれば、悲しいことに注目してたかもしれないな。
シロンボ店長
シロンボ店長
うん、教えてくれてありがとうね。・・・ほらやっぱりこうして自然と感謝をしてしまうんだ。もしも心が曇っていたら「なにさ、言い訳なんかしちゃって、かっこわる!」とでも思うのかな?
とにかく僕からありがとう。
シロ二―
シロ二―
ううん、ミーこそてんちょーにありがとう!
あ。。もう一人忘れちゃいけない、シロッピにも♪
シロンボ店長
シロンボ店長
同じ言葉だとしても、日によって捉え方が違ったり、相手によって感じ方が変わったり、僕たちは自分が望むように解釈してしまうものです。。それに動機を結びつけ、態度まで自由に変えてしまいます。 「オレを怒らせるな」という少々荒い言葉を紐解けば、怒らせているのは相手ではなく自分自身です。あなたが勝手に怒っているんでしょ?と返されても仕方ありませんね。 ありがとうございました。