【読むサプリ~140字の日常哲学~】

心の傷は癒やさない

2019年3月27日生きる

〈読むサプリ~140字の日常哲学~〉

心の傷はきっと誰にでもある

すり傷、切り傷、深い傷

癒えることのない傷

癒えることのない傷は一体どうしたらいいの?

それは、癒やす必要などないかもしれない

癒えない傷は自分のため
そして誰かのために活かせるから

誰かに優しくなれるから

心の傷はいつかあなたを強くする

(店長!もうすこし聞かせて!) 


シロッピ
シロッピ
心のキズって、誰にでもあるのかな?
シロンボ店長
シロンボ店長
うん。きっとあると思う。小さなキズ、大きなキズ、そして深いキズ。
シロッピ
シロッピ
キズっていうことは、やっぱり治療した方がいいの?
シロンボ店長
シロンボ店長
そうだねぇ・・癒せるキズなら癒した方がいいかもしれない。けど身体的なキズと違って目に見えないから、「よし、これでもう大丈夫!」とかどのクスリな効くのかとか、ハッキリとしたことは言えないよね。
シロッピ
シロッピ
ん~・・見えないからこそ難しいんだね。ということは自分でもわかりづらいし、ましてや自分以外の人がわかってあげるのはとても難しい。。
シロンボ店長
シロンボ店長
うん・・ではキズが癒えるとはどういうことか考えてみたいと思う。
シロッピ
シロッピ
キズが癒える・・難しいね。 思い出してもイヤじゃない? キズをつけた相手を許すこと?
シロンボ店長
シロンボ店長
そうだね。 思い出しても平気でいられなければキズは癒えていないのかもしれない。意識的にもう大丈夫だと思っていても身体が反射的にこわばってしまう事だってあるしね。本当に深いキズ、強いキズを負ってしまった場合、癒えることは無いのかも知れない。 もしかしたら、癒やそうとすればするほど、痛めてしまうのかも知れない。
シロンボ店長
シロンボ店長
ただ、癒えない心のキズはすぐに転換するのは難しいけど、可能性を持っていると思うんだ。 傷つきたくて傷ついたわけでは無いと思うけど、結果的に傷ついてしまったとしても、どんなキズだって可能性を秘めている。
シロッピ
シロッピ
かのう・・せい?
シロンボ店長
シロンボ店長
うん。痛みを負った人、心にキズを負った人は少なからずその痛みがわかる。だから同じような痛みを負っている人に対して、気持ちを分かってあげることができる。何も経験していない人よりも優しくなれるんだ。
シロンボ店長
シロンボ店長
そしていずれ、大きなエネルギーに変換できた時、自分の為に強い自信、強い力となる事も出来る。 そんな可能性を持っていると思う、たださっきも言ったようにそこまでたどり着くのは簡単じゃないかもしれない。
シロッピ
シロッピ
なるほど・・受けた時のショックは大きいけど、直ちに癒そうとする必要はないんだね。。 むしろゆっくり、可能性を信じて少しずつ受け止めて過ごした方が、かえって許せることにつながるかも知れない。 そっかぁ・・
シロンボ店長
シロンボ店長
一人一人の心の在り方に関係するかもしれませんが、見えないからこそ自分自身で向き合う必要があります。
だけど、ずっと一人で抱え込んでしまうことは良くありません。
それではいつか、身動きがとれなくなってしまいます。
シロンボ店長
シロンボ店長
心のキズに限らず、困った事、悩み続けていることがあったら、一人で抱え込んでしまわず、ぜひ誰かに相談してみて下さい。解決することはできなくとも、最善を尽くすことはどんな状況でもできると思います。

今回も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。