迷う自分が望むこと
〈読むサプリ～140字の日常哲学～〉
誰かに何かを言われてうれしいのは
喜びが好きな人
誰かに何かを言われて気にするのは
不安が好きな人
誰かに何かを言われて腹が立つのは
怒るのが好きな人
誰かに何かを言われてすぐ泣くのは
悲しみが好きな人
誰かに何かを言われて感動するのは
心の豊かな人
皆、自分が望むこと 。
てんちょー、聞いて―！さっきね、シロッピにね、こんな事言われたの！「シロニーの名前っておもしろいね」って！
それで・・
それで・・・？
それで・・えっと・・
・・・・・・？
それで悲しかったの？
嬉しかったの？
怒っちゃったの？
嬉しかったの？
怒っちゃったの？
えっと・・悲しかった、かな。
そっか、悲しかったんだね。
・・どうして？
・・どうして？
ん～、どうしてだろ。なんか、からかわれたって感じたから・・
・・うん。きっとね、シロッピはそんなつもりではなかったと思うよ。たぶん付け加えるなら「おもしろくていい名前だね」って言いたかったんだと思う。だからもし僕がシロニーだったら「ほんと？うれし～」って感じると思う。
そうなの？・・・どうして全然違うのかな？
それはね、僕は日ごろ嬉しことや感謝したい事をさがしているからなんだ。だからよほどのことが無い限り、その反対の出口である”怒り”は現れない。悲しみもどちらかというと少ないかな。
つまり、楽しいことやうれしいこと、ありがたいと感じる事柄に普段から注目しているんだ。そうするとね、誰かに不意に言われたことだって、よほどひどいことじゃ無ければありがとうと素直に言えるんだ。
だからね、シロニーは心のどこかで悲しがる事柄を、探していたのかもしれない。。
・・・シロッピに話しかけられる前になんかあった？
・・・シロッピに話しかけられる前になんかあった？
じつは・・・昨日から悲しいニュースばかり見ていたんだぁ。だから何となく普通の記事も悲しく思えたりして・・言われてみれば、悲しいことに注目してたかもしれないな。
うん、教えてくれてありがとうね。・・・ほらやっぱりこうして自然と感謝をしてしまうんだ。もしも心が曇っていたら「なにさ、言い訳なんかしちゃって、かっこわる！」とでも思うのかな？
とにかく僕からありがとう。
とにかく僕からありがとう。
ううん、ミーこそてんちょーにありがとう！
あ。。もう一人忘れちゃいけない、シロッピにも♪
あ。。もう一人忘れちゃいけない、シロッピにも♪
同じ言葉だとしても、日によって捉え方が違ったり、相手によって感じ方が変わったり、僕たちは自分が望むように解釈してしまうものです。。それに動機を結びつけ、態度まで自由に変えてしまいます。
「オレを怒らせるな」という少々荒い言葉を紐解けば、怒らせているのは相手ではなく自分自身です。あなたが勝手に怒っているんでしょ？と返されても仕方ありませんね。
ありがとうございました。
